ペットを飼うという事は命の責任を背負う事だ

ワイドショー番組内で特集が組まれていたらしいので。

子犬や子猫の時に可愛いと思って我が家に迎え入れても、いざ大きくなり散歩に連れて行くのが面倒になったり、自分たちの引越しの為にそのまま置いていったり、遠くはなれた場所でわざわざ捨ててくるなど、まっとうな神経の人間とは思えないような行動が目に付く。

自分たちが旅行に行きたいが為に、数ヶ月飼っただけで動物愛護センターに猫を捨てに来た人間だっている。命を何だと思っているのかとこの文章を入力している間にも憤りが収まる事はなく、もし目の前に当人がいたならば鼻っ柱をぶん殴っていた事だろう。

そしてペットが病気になったからといって安易に責任放棄する飼い主も同類であり、犬や猫だから病気になったら捨てればいいとでも思っているのか。もし自分がそのペットたちの立場になった時を考えた事はあるのかと問い詰めてみたい。

そして、特集内でも初めてカメラが撮影を許されたという、保護センター内にある「ドリームボックス」を皆さんはご存知だろうか?

これは「夢の箱」なんて素晴らしいものではない。彼らが人間の手によって最後を迎える悪魔の箱だ(二酸化炭素を犬たちのいる部屋に注入させる・・・後は想像通りで)。そんな場所で犬達の命を絶たなければならない保護センター職員の精神的苦悩を少しでも考えた事はありますか?

小難しい事ばかり書いたかもしれませんが、犬や猫といったペット達を飼うという事は「彼らの命の責任を背負うという事」を忘れて欲しくないと言いたかった訳で。もう命の火が消えるあのか細い泣き声は耳にしたくない・・・。