コムスンと書くと

信者が飛んでくるとか何とか言う噂があるらしい?

まあ、真偽はどっちでもいいとして、前々から会長以下胡散臭い会社だとは思っていた。しつこいくらい連続で自社のCMを流しまくる下品な手法には正直反吐が出そうだったし。選挙前に候補者の名前だけを連呼するのと大差が無いんだよ。度が過ぎた行為は否定にしか繋がらないという事を分かっていたのだろうか?

今回の介護問題にしても、事前にこうなる事を前提にコムスン側の役員解任など手を打っていたというのだから、野心家の姿が露骨に見える事だろう。介護だろうが何だろうが、金のなる木なら何でも育てる(実を刈り取ったら切り捨てる)体質が露呈した形といえる。

一番の被害者はコムスンを利用してきた介護対象者であり、ヘルパーについては被害者でもあるが一部加害者の面も持ち合わせている。それは利用者に対しての対応のまずさが一部で問題となっており、それを結果的に引き起こしたのがコムスンの利益優先体質である。24時間利用可能と謳う裏側にはヘルパーに12時間以上の勤務を強要する(残業代などは出ていないらしい)など労働基準法に触れるのではないかという無謀な経営体質が今回の問題発生によって表に出てきた形ではないだろうか。

厚生労働省の「凍結すべき」という指導にしても苦し紛れの対応なんだろう。現に法律でコムスンにしても親会社のグッドウィルにしても取り締まる法律や罪状が無い為に、国民の怒りをどうにか一時停止させる為の苦肉の策でしかない。

来年3月頃まではサービス継続させるらしいが、それまでに今後の具体的な対策を考えなければ介護難民という有るまじき失態を招く事になりかねない。日本が暮らしやすい国という言葉は都市伝説となってしまうのか、まさに厚生労働省の正念場と言えるのではないか?

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・・・と、ここまではコムスンがらみで書いたけれど、おそらく大なり小なり介護事業者が似たような対応を取っている可能性があるのはゼロではないと考えていたところに、コムスンがらみで日記を見ていたら新小児科医のつぶやきさんで上記内容が書かれていたので読ませていただいた。

コムスンショック(新小児科医のつぶやき)

コムスンの影に隠れるように他の大手介護事業業者も同様の手口を使っており、この事からそうでもしないと介護事業は既に成り立たない業種になっていると考えます。そちらの方が問題として大きい様な気がしています
(中略)
はたして真面目に介護事業に取り組めば適正な利益を確実に上げられるかです。真面目に取り組むだけで適正な収益が上がる事業を、不正な手段を用いて濡れ手に粟を狙ったのならコムスンはただ糾弾されるだけで問題はありません。そうではなくて、真面目にやったのなら収益どころか損失の出る状態であれば介護事業そのものの終幕になります

求められるものと結果として残るもの、これらのギャップをどう埋められるか。一番難しい問題なのではないでしょうか?