先入観を持ってしまわないように

「投げ落とし」容疑者、「死んでも仕方ない」と供述(asahi.com)
これによって「知的障害者」=「犯罪者予備軍」という間違った認識が生まれる可能性が出てしまう。もちろん今回のようなケースがイレギュラーなのであって、社会と共に暮らしている人は大勢いる。

今回の事件の根本的原因は「警察が何度も逮捕暦があるにも拘らず、これといった対策を行わなかった怠慢」と「後の始末を警察から投げっぱなしにされた知的障害者小規模通所授産施設への過剰な期待」ではないだろうか。

特に前者の問題に付いては、逮捕暦6回・有罪判決3回と明らかに常習犯であるにも関わらず、警察はこれといった矯正教育などをせず、受け皿になるであろう施設に押し込んだ形だろう。警察としては一人の加害者にいつまでも関わっていられないと弁明する事だろうが。

家庭内暴力やDV、子供による親殺害など、今の日本の法律や矯正施設などでは正直対応し切れなくなっている。まず事件を減らすためには何をすべきか、警察だけでなく自ら考える時期に来ているはずだ。