重要な点はどこか(タイトル修正)

まったく反省の色の見えない福岡飲酒運転事故の被告は被害者の車の方が急ブレーキを踏んだからだと発言したそうだが・・・ふざけんな、そこが論点じゃないんだよ。重要なのは被告人が酒を飲んで運転して事故を起こした、論点はそこだろう
これで福岡市が今までやってきた取り組みがすべて無になったといっても間違いじゃない。市長がどれだけ「飲酒運転撲滅だ!」と叫ぼうとも、肝心の職員が右から左へ受け流していたのでは何の意味もない。「自分は大丈夫」だという甘えが見える段階では何も変わりはしない。

現に同様の事故が今年も発生しており、はっきり言ってしまうと福岡市職員の意識の低さが露呈された事だろう。この屈辱を返したいと思うのなら、今まで以上に厳罰化並びに飲食店街でのアルコール取り扱いでの厳しい条件の設置(アルコール注文者には身分証明を確認する等)をするくらいの強い意志を市民に見せなければ、現状維持になっても良化することは無い。

被告には無期懲役は下されて当然だが(直接の殺人という事ではないだけに死刑は判決として出る可能性は低い)何故死刑を求刑しないか。それは塀の中で一生自分が侵した罪の重さを背負って生きて行けという意味合いで。死を選ぶのはある意味安易な判断であり、生きながら自己の罪によって被害者の苦しみを被告の命を懸けて一歩でも理解する事こそが償いになると思うが。